「無添加が○個もあるから安心!これに決めようかな」と考えてオールインワンゲルを選んだことはありませんか?実は無添加だけで低刺激と判断するのはNGです。
「じゃあ、どうすれば安全なゲルを選べるの?」と感じると思いますが、10個のポイントを簡単にお伝えするのでご安心下さい。
また、『無添加』とはそもそも何かや選ぶのが正直面倒という方のために70個以上使ってわかった「これを選べば間違いない」というおすすめゲルも紹介します。
化粧品会社のマーケティングに騙されて失敗せずに、肌に優しい本当の意味で無添加のオールインワンゲルを選びたい方はご覧になってみて下さい。
特に界面活性剤やポリマーが悪いなど対立軸を叩いて自社製品をよく見せようとするマーケティングには注意が必要です。この記事では無添加に対してありのままをお伝えしていきます。
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無添加だけではオールインワンゲルが安全ではない理由

よくオールインワンゲルで見かける○○無添加ですが、無添加が示すのは「○○が入っていないですよ」という情報に過ぎません。
例えば、パラベンフリーであればパラベンは入っていません(大げさに言えばそれ以外は知りません)という意味です。
これを逆手にとって、無添加の数が多くても実は刺激や毒性のある成分が含まれているケースもあります。
○○フリーや無添加の数が多い方が安全に見えるという風潮からマーケティングの道具としても使われることもあるため注意が必要です。
無添加で安全性の高いオールインワンゲルの選び方!10個のポイント

サンプル以外で値段が安いものは避ける

前提として値段が安いものでもいいものはあります。ただ、化粧品の原料にもグレードがあるのはご存知でしょうか?
グレードの低い原料には表記以外の不純物成分が含まれる可能性があり、それが肌の刺激に繋がることがあります。
サンプル以外で1,000円以下や1,000円台のものは避けた方が無難です。
精油などの植物成分が多いものは避ける

精油などの植物成分は安全なイメージがありますが、植物が本来持つ毒や抽出時に予定しない成分が入る可能性があります。
そして、植物を溶かす溶剤のエタノールがキャリーオーバー(表記しなくていい)成分として配合される場合などもあります。
また、精油は植物の芳香成分を凝縮したもので、芳香成分には様々な成分が含まれているためどの成分に肌が反応するかわかりません。
実は植物成分は刺激面で考えた時にリスクが沢山あるんです!
エタノールの無添加は正解

エタノールは毒性はないことが数々の試験でも明らかになっていますが、刺激性の面で言えば基本的に刺激になる成分です。
もちろん程度の話なので数%配合されるレベルでは大丈夫という見方もあります。ただ、刺激性が低いゲルをお探しなら避けた方がいい成分です。
防腐剤はあった方がいいが無添加を選ぶならリスクを理解した上で

防腐剤=肌に悪いというイメージがありますが、実はフェノキシエタノールやパラベンなどの防腐剤は基本的に安全性が高いです。
悪いというイメージがあるのはオーガニック系コスメのポジショントークが原因な部分もあります。
一方で、肌のバリア機能が落ちている方は刺激に感じるケースもあるため、刺激になるものを極力回避したい方は避ける方がおすすめです。
ただ、防腐剤を配合しない化粧品は基本的に劣化や変質が早く、雑菌が繁殖しやすくなるため、思わぬ刺激を招くリスクがあることは理解しておく必要があります。
界面活性剤は石油系とイオン系を避ける

界面活性剤=危険なイメージがありますがこれは間違いです。
界面活性剤にも陽イオン、陰イオン、両性、非イオンとイオンの分類で4種類。植物由来、石油由来など由来によっても種類があります。
この中で避けるべきなのは皮膚に残留し負担になりやすい石油系、電荷の影響で不安定になり肌に刺激に与える可能性がある陽イオン、陰イオン界面活性剤です。
ただ、細かく言えば陽イオンや陰イオンでも安全が確認されているものもあります。
ポリマーはシリコン系が多すぎるものは避ける

同じ分子が繰り返しくっついている共重合であるポリマーも悪者にされることが多い成分。
ジメチコンなどのポリマーは皮膚呼吸を妨げるから肌に悪いという俗説がありますがこれは嘘です。
ポリマーで避けた方がいいのはシリコン系ポリマーです。(○○/○○)クロスポリマーなどと表記されるものやジメチコンなどがあります。
デメリットは撥水性が強いことで汗がお肌に水分を与える前に弾いたり、洗顔で流しにくく残留しやすいため肌の負担になる可能性があります。
こちらについては『ジメチコンが多いオールインワンゲルが敏感肌には危険な理由』でもお伝えしていますので詳しく知りたい方は合わせてご覧下さい。
旧表示指定成分は必ずしも危険ではない

旧表示指定成分は2001年4月1日の薬事法改定で化粧品の全成分表示が義務付けされる前にごく稀にアレルギーを起こす可能性がある成分として表示が義務付けられていた成分。
旧指定成分=悪そうというイメージかもしれませんが、旧表示指定成分の中でも危険なものからほぼ心配ないレベルのものまでまちまちです。
成分が多数あるため詳しくない方は確かに避けた方が無難ではあります。
鉱物油は心配なら無添加が無難

鉱物油(ミネラルオイル)は生成段階で不純物が入ることがあり油焼けが心配される成分。グレードが低い原料を使っていればその可能性は否定できません。
毛穴を防ぎ皮脂の分泌が抑制されることで乾燥を招くこともあるため心配な方は避けた方が無難です。
合成香料は敏感肌なら無添加を選ぶ

香料は様々な成分が含まれているものの中身が見えないブラックボックスの成分。どんな成分が刺激になるかわからないため、敏感肌なら特に避けるべき成分です。
香りの元となる芳香成分は様々な化学物質の集合体です。成分が多ければそれだけ肌に合わない成分に当たる可能性が高くなってしまいます。
合成着色料は無添加を選ぶ

着色料は基本的にオールインワンゲルには不要な成分で、肌の負担になることもありますので避けた方がいい成分です。お肌に取り入れるメリットはありません。
無添加で選ぶ際におすすめな最強オールインワンゲル3選
本当の意味で『無添加』で選びたいならモイストゲルプラス
リ・ダーマラボ モイストゲルプラス | |
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保湿、美容成分はゲルの中でも1,2を争うほど優秀なのに、判定が極端に厳しい化粧品毒性判定事典の基準でもほぼ毒性が心配される成分がないゲル。 さらに、エアレスボトルでゲルが酸化して雑菌が繁殖し肌の刺激になるリスクがなく、美容皮膚科医が監修している点も安心感があります。 『無添加』で選びたいならこれ以外考えられないレベルのゲルです。 | |
無添加 | ![]() |
容量 | 100g |
定期 価格 | 初回/2,469円(税込) 2回〜/4,198円(税込) |
備考 | 14日間の返金保証 |
70個以上オールインワンゲルの全成分を見て、肌で確かめてきましたがこれ以上に無添加で成分が優れたゲルは他にないくらい優秀です。
無添加,高保湿,ポンプ式,ベタつき無しのオールインワンジェルの記事でも紹介しています。
超敏感で超乾燥肌ならティモティア
ティモティア | |
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開発者自身が敏感肌で研究に研究を重ねた情熱の結晶です。防腐剤や植物エキスも不使用。シリコーンこそ配合されていますが安全性が確認されています。 ワンコインでお試しができ洗顔石鹸とローションもついてきます。非常に乾燥していてバリア機能が失われた敏感肌の方もお試ししやすい価格なのでおすすめです。 | |
無添加 | ![]() |
容量 | 5g |
価格 | 500円(税込) |
備考 | お試し価格 |
美白シミ対策もしたいならシミトリー
simiTRY(シミトリー) | |
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肌の保湿構造と似ている独自の球状ラメラ構造ゲルを採用し高い肌馴染みと保湿性がありながら低刺激を実現しています。 フェノキシエタノールなどの配合はありますが、美白ゲルの中では肌に優しいゲルで、アトピーの兄がパッチテストをしても大丈夫でした。 | |
無添加 | ![]() |
容量 | 60g |
定期 価格 | 初回/3,685円(税抜) 2回〜/3,981円(税抜) |
備考 | 14日間の返金保証 |
まとめ

無添加のオールインワンゲルは必ずしも安全ではなく、入っている成分によるところが大きいのが事実です。
よくある界面活性剤やポリマーが悪者にされるのは対立軸を作って自社商品をよく見せようとするマーケティングの手法なので、惑わされないようにしましょう。
この記事で紹介しているゲルは70個以上オールインワンゲルを使った中でも特に優れているゲルをお伝えしていますので無添加で選びたい方はぜひお試ししてみて下さい。
特にモイストゲルプラスは製造会社に信頼できるサティス製薬が携わっていてドクターズコスメなので安心感がありおすすめです。
敏感肌の方で他のゲルも見て決めたい方は『超敏感肌やアトピーで肌が弱い人も使えるオールインワンゲル5選』も合わせてご覧下さい。