このページではオールインワンゲルに関するQ&Aをまとめています。「オールインワンゲルって実際どうなの?いいの?」と感じてる方のためのページです。
初めてオールインワンゲルを試そうと思っているけど大丈夫か心配という方や気になることがある方のために使ってみて感じたことや本音ベースで情報をお届けします。
きっと不安や疑問、心配を解決できるはずです。
メイクなど女性の意見が必要な部分については一般的な情報だけではなくゲル母やゆーさんの女性の意見も聞いております(登場人物についてはこちら)。
もくじをタップすると見たいところまでスクロールできますので、ご活用下さい。
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オールインワンゲル全般

オールインワンゲルってどうなの?
使ってみて思うのは自分に合ったオールインワンゲルを見つけることができれば肌の調子が上がるということ。
母も以前より肌の調子が良くなったと喜んでいて、いいゲルを選べばオールインワンゲル=イマイチということにはならないと考えています。
一般的にライン使いした方がスキンケアとしての効果は高いと言われていますが、ライン使いは高くて面倒で肌を擦る回数が増えお肌の負担にもなりますので一長一短だと思います。
効果をとるか時短、コスパ、負担減を取るか合った方を選ぶのがいいと思います。
メリットやデメリット、失敗しない選び方は『オールインワンゲル比較』のページでより詳しくお伝えしていますので合わせてご覧になってみて下さい。
そもそもオールインワンゲルってどんなもの?
オールインワンゲルは定義がありません。
なので、化粧品会社が「これはオールインワンゲルです」といって売ればオールインワンゲルになります。これは化粧水などにも言えることです。
ただ、一般的にはこちらがオールインワンゲルの特徴とされています。
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
- クリーム
この4つを基本として複数の役割を持った化粧品でなおかつゲル状のもの。
また、オールインワンゲル以外にもオールインワン美容液など美容液タイプや化粧水タイプなどがあり、オールインワン化粧品と呼ばれたりもします。
『1つで○役』の役割って多い方がいいの?
販売会社の見せ方なので多い=良いではないです。
「多いからなんかすごそう!」「ズボラな私に合いそう!」と思ってしまったら販売会社の戦略にはまっているというわけです。それより重要なのは配合されている成分。
合成界面活性剤や合成ポリマーをたくさん使って使用感をそれっぽくしているだけのものより、保湿成分や美容成分が入っているものを選んだ方がいいです。
顔以外にも唇や首、髪の毛などカラダの部位に使ってもいいの?
首やデコルテなどカラダに塗っても基本的に問題ありません。なぜなら、顔の皮膚が一番薄くてデリケートだからです。
ただ、唇や頭皮、髪の毛などは顔と同様にデリケートな部分であるのでヘアケアやリップクリームなどの専用アイテムを使うようにしましょう。
オールインワンゲルは超音波美顔器のジェルとして使える?
専用のジェルを使った方がいいですが使えます。
超音波美顔器はクレンジングだけでは対応できない古い角質や汚れを落としたり美容成分を角質層の奥まで届けてくれたり顔の筋肉を刺激してくれる優れもの。ただ、肌の上に水分がないと超音波の振動は伝わりませんし、ジェルがないと肌に負担を与えることになりますよね。
美容成分を浸透させる目的もあるわけですが防腐剤なども浸透してしまうので、パラベンやアルコール、着色料、香料などが入っていないものが適しています。
テクスチャー、コスパを考えると大容量でセラミドやビタミンC誘導体が含まれているメディプラスゲル、無添加で品質重視ならモイストゲルプラスがおすすめです。
安いゲルは悪いゲルなの?
安いゲル=悪いゲルではありませんが比例はします。ただ、それより重要なのが販売価格の中身です。こちらの図をご覧下さい。

大手の企業のオールインワンゲルにありがちですが、有名な女優やタレントを起用して全国的に大掛かりなCMを作って放送すると、かなり商品の価格にしめる広告費の割合が高くなります。
本来であれば成分がよければお肌にとっていいわけですが、商品を売るために予算を当て過ぎて良い成分がほとんど含まれていないというものはたくさんありますので、こういったものを掴まないように注意が必要です。
ただ、逆も然りで価格が高いけど実は人件費やブランド費として価格を上乗せしているだけでさほど良い成分が含まれていないものもありますので注意が必要です。
「安いけど良いゲルが欲しい」という方は『コスパで選ぶオールインワンゲル』をご覧になってみて下さい。
オールインワンゲルは冷蔵庫で保管してもいいの?
冷蔵庫で保管するのはメリットとデメリットがあります。
まず、冷蔵庫が化粧品の保管に適している条件がこちらです。
- 温度の変化が少ない
- 日光が当たらない
- 湿度が少ない
化粧品は温度の変化に弱く紫外線で成分が変質する可能性があるのに加えて、湿度が高いと雑菌が繁殖して劣化が早くなります。
開封前で記載がなければ3年、開封後は一般的に3〜6ヶ月で使い切ることを目安に作られています。
冷蔵庫はこの3つの条件を全てクリアしているので適しているように思えますが、冷蔵庫内の衛生環境や外に出したときの気温の変化が大きくなるので夏場には注意が必要です。
また、基本的に冷蔵庫に入れて保存することを考えて作られていないため、成分が分離したり変質するリスクもあります。
オールインワンゲルの成分に関すること

オールインワンゲルに含まれている界面活性剤は危険なの?
界面活性剤=危険というわけではありません。化粧品には必ずといっていいほど界面活性剤が含まれています。
化粧水、乳液、美容液、クリーム、石鹸、クレンジグ、シャンプー、リンス、日焼け止めなど全てに基本的に界面活性剤が含まれているんです。
なので、「オールインワンゲルには界面活性剤が含まれているからライン使いの方がいいです」というのはゲルを叩いて他のものを使わせたいポジショントークに過ぎません。
中には石油系のものや陰イオンなど刺激性や毒性が不安な界面活性剤もありますが、当サイトでは刺激性や毒性のある成分については全て確認していますので、ご安心下さい。
ただ、肌との相性もありますので、当サイトでほぼ問題ないとしていても人によっては刺激に感じるケースもありますので、その点は注意が必要です。
オールインワンゲルに含まれている合成ポリマーは危険なの?
ポリマー=危険ではありませんが、大量に含まれるゲルは避けた方が無難です。
確かにポリマーばかり含まれているものは使ってみると成分をみなくてもすぐにわかるくらいベタッとして使用感もイマイチです。
ポリマー=皮膚呼吸ができなくなるから悪いというイメージが先行してますが必ずしもそうではありません。
例えば、よく使われるジメチコンは網目状になっていて皮膚呼吸ができないということにはなりませんし、試験によって刺激性や毒性がほぼないと確認されているものも多く存在します。
ただ多過ぎると肌の負担になるケースもあります。詳しくは『ジメチコンが多いオールインワンゲルが敏感肌には危険な理由』でお伝えしています。
旧表示指定成分ってなに?
旧表示指定成分とは2001年4月1日に薬事法が改定されて全成分表示が行われる前に、ごくまれにアレルギーを起こすことがある特定の成分だけを表示することが義務付けられいたのですが、そこに含まれる成分のことをいいます。
そのため、旧表示指定成分は必ずしも危険ということではなく留意する必要があるということです。中には安全性が確認されている成分もあります。
パラベンフリーってなに?
パラベンは防腐剤の一種で旧表示指定成分の1つです。そのため、一時期パラベン=毒性があって危険という情報が流れ、現在では積極的に化粧品に含まれなくなりました。
パラベンフリーは消費者に安心感を訴えてビジネスチャンスに生かすために生まれた表記の1つです。
パラベンにも種類があってブチル>プロピル>エチル>メチルの順番で抗菌性が高くなっています(刺激に感じる可能性も抗菌性に比例)。最近ではメチルパラベンが使われることがほとんどです。
化粧品には配合の上限が決まっていて、その中で配合されるのであれば基本的は安全性が高いことがわかっていますが、皮膚のバリア機能が壊れている人にはごく稀に刺激になることがありますので、敏感肌の人は避けた方がいい成分です。
アルコールフリーってなに?
アルコールもパラベンと同様に安全性を訴えるために各化粧品会社が作った表記です。
ただ、注意が必要なのは化粧品でいうアルコールはエタノールのことです。
そのため、セタノールやフェノキシエタノール、〜アルコールと入っていてもアルコールフリーとかかれています。
これらの成分はエタノールとは別物なので、混乱したり、気になった方も多いと思いますが、アルコールフリー自体は「刺激になるエタノールが含まれていませんよ」と示しているものと覚えておきましょう。
オーガニックのものの方がいいの?
オーガニック=安全ではありません。刺激になる場合もあります。
たしかに、最近ではオーガニックコスメはお肌にいいというトレンドがありますが、植物自体が持っている外敵に対抗する毒素が含まれる確率が上がります。
もちろん化学肥料を使っていないことが評価されるわけですが、植物成分を多数使うことは肌が刺激に感じやすい成分に当たってしまう確率を上げることにも繋がります。
そのため、必ずしも植物由来のボタニカルやオーガニックのものが正解で合成されたものを多く含まれているのが悪というわけではないんです。
保湿にいい成分って結局なに?

セラミドは水分保持全体の半分近くをになっています。
肌を保湿する上で一番最強なのはセラミドです。図の通り角層(角質層)の水分を保持しているものの中でも圧倒的に高いのがセラミド。
実際にアトピーで肌が弱い人はセラミドが含まれている量が極端に少ないことがわかっていて、肌のバリア機能に直結する成分します。
そのため、オールインワンゲルを選ぶ上で一番優先するべきものはセラミドが含まれているものです。独自で行ったアンケートでは保湿力を一番重視する人が多いことがわかっています。
アンケートの結果や重要性を詳しく知りたい方は『70個以上使ってわかった最強保湿力オールインワンゲルランキングベスト3』もご覧になってみて下さい。
オールインワンゲルと肌質に関すること

「乾く」ってよく聞くけどオールインワンゲルだけでも保湿力は大丈夫?
しっかりとした商品を選べば大丈夫です。
オールインワンゲルは乾くといったイメージが強いと思いますが、それは安くて悪い商品が多いのが原因にあると感じています。
様々なオールインワンゲルを使って思うのは中には優れたゲルもあってお肌をしっかり保湿できれば肌が整ってくるということ。保湿力がある成分については『保湿にいい成分って結局なに?』のところでお伝えしています。
敏感肌の人は無添加の方がいいの?
無添加のものの方がいいですが注意が必要です。
敏感肌の人はエタノールやパラベン、着色料、香料、鉱物油、たくさん植物性の成分が含まれているものなどは刺激になるため避けた方がいいと言えます。
注意が必要なのは『無添加』というのは化粧品会社が独自で無添加としてるだけで何か具体的な規格があるわけではありません。
例えば、パラベンフリーであってもその他の成分で刺激になる可能性があるものが含まれているものがあります。
敏感肌の方のために『超敏感肌やアトピーで肌が弱い人も使えるオールインワンゲル5選』という記事もありますので合わせてご覧下さい。
どうすればベタつきを抑えられるの?
油性成分が多いもの、ポリマーばかり使われている安いゲルを避けるのがいいと考えています。
お肌がベタつく人は元から油分が多いのでさらに油分が多いものを使ってしまうとベタつきを感じやすくなります。また、ポリマーばかりを使っているような安いゲルもベタつきを感じやすいので避けた方が無難です。
また、使う量によっても変わりますので、ベタつきを感じるようであれば少し量を抑えめにしてみましょう。
時間が経つとベタつきを感じる人は肌の乾燥で皮脂がたくさん出ている可能性がありますので、『乾燥肌の人におすすめのオールインワンゲル』もご覧になってみて下さい。
肌荒れすることはあるの?
100%肌荒れしないものはありません。
肌荒れは紫外線が増える季節だったり、ストレスなどの外部的な刺激が要因のものとスキンケア用品やスキンケア自体が原因のものがあります。
そのため、もちろんオールインワンゲル自体が肌に合わないケースもあります。リスクを下げるには刺激の少ない成分や抗炎症の成分が入ったものを選ぶのが大切です。
お肌に合わなかった相性の悪い成分を覚えておくと失敗が少なくなります。
オールインワンゲルでの肌荒れは『オールインワンゲルで肌荒れする理由3選と裏話!回避する選び方とは?』で詳しくお伝えしているので合わせてご覧下さい。
シミはオールインワンゲルで消えるの?
シミは残念ながら消えません!オールインワンゲルに含まれている美白の誘導成分の効果は『メラニンの生成を防ぎ、日焼けによるシミやそばかすを防ぐ』です。
つまり、予防ということになります。シミを作らないためにはやはり予防が肝心です。ただ、化粧品としての効果があり、肌が白く見えるゲルもあります。
『オールインワンゲルと美白の真実!シミの種類とおすすめ成分を解説』で詳しく美白オールインワンゲルについてお伝えしていますので、シミが気になる方は合わせてご覧になってみて下さい。
オールインワンゲルを使ってつっぱるのはなぜ?
つっぱるのは潤いが逃げてしまっているからです。肌の水分が10%以下のときにつっぱりを感じます。
洗顔後につっぱりを経験したことがある方も多いと思いますが、それは水分が蒸発して水分が失われているときに感じる感覚です。
つっぱっている状態は例えるなら、水の入ったお鍋にふたがされていない状態。
オールインワンゲルをつけた後につっぱりを感じるというケースは稀ですが、水分をキープするセラミドや油分が足りていない証拠とも言えるでしょう。
オールインワンゲルの使い方に関すること

量はどのくらい使えばいいの?
使用量はさくらんぼ大やパール大とされていることが多いですが、肌質・肌の状態によって異なります。
基本的には使っているオールインワンゲルが適量としている量に合わせつつも、乾燥するなら量を多めにしたり重ね塗りする、ベタつくなら少なめにするなど部位やお肌の状態によって量を調節していきましょう。
塗り方のコツや効果的な使い方はあるの?
肌を擦らず刺激を与えないケアが大切です。
肌をパッティングしたり浸透させるためと何度も擦るのはNG。肌に余計な刺激を与えることになりますし、叩いたり、擦ったりして浸透するものではありません。
お肌の内側から外側に向かって優しく伸ばし手でおさえこむようにハンドプレスして使いましょう。
塗るタイミングや頻度は?
朝と夜の洗顔後すぐに使いましょう。
洗顔後は思っている以上のスピードで肌の水分は奪われていきます。乾燥を感じた肌が皮脂を大量分泌して脂っぽい肌になる要因を作ってしまいますので、洗顔後すぐにスキンケアするのが大切です。
オールインワンゲルと他の化粧品に関すること

化粧品、美容液、乳液など他の化粧品と併用しても大丈夫?
問題ありません。
オールインワンゲル1つだけで大丈夫な商品を選ぶのが大切ですが、季節や肌の状態に合わせて他のアイテムを使って足りないものを補う方がお肌にとっていい場合もあります。
BBクリームと併用しても大丈夫?
製品にもよりますが基本的に大丈夫です。
BBクリームは下地とファンデーションなどが一体化したもので、オールインワンゲルには化粧下地の役割がついたものがあるので、心配な方もいるかもしれません。
ただ、オールインワンゲルの下地の役割は強いものではなく薄いメイクなら下地になるかなといったくらいのものです。なので、BBクリームと併用しても問題ないです。
オールインワンゲルを併用するときの順番は?
スキンケアの基本的な順番がこちらです。
- 化粧水
- 美容液(省略OK)
- 乳液
- クリーム(省略OK/夜)
- 日焼け止め(朝)
オールインワンゲルにも水溶性成分が多いもの油分が多いものがありますが、保湿、美容成分が主なので基本的には美容液の後で問題ないです。
先にゲルを塗ってしまうと水分の蒸発を妨げるエモリエント成分がゲルに含まれているので、化粧水や美容液の意味がなくなってしまいます。
付けたあとそのままメイクして大丈夫?本当に下地の代わりになるの?
あくまでの下地のサポートくらいに見ておいた方がいいです。
薄いメイクなら問題ないですが、しっかりメイクするなら使った方がいいです。
特に基本的に日焼け止めが入っていないので、UVカットができるSPF、PAの表記があるものを使うのが時短面でもおすすめです。
オールインワンゲルをつけた後は日焼け止めを塗った方がいいの?
朝は塗った方がいいです。
夜はもちろん必要ありませんが、オールインワンゲルは基本的に日焼け止めは入っていません(一部含まれている朝用のものもあります)。
肌の老化の80%は紫外線でできる活性酸素を中心とする光老化と言われていますので、シミやシワを作りたくないなら必須です。紫外線は夏だけでなく通年で塗るようにしましょう。
普段使いならSPF20〜30、PA++のもので大丈夫です。これらが高いものを通年で使うと肌に負担になりますので、高ければいいというものでもありません。
オールインワンゲルでモロモロがでるのはなぜ?
モロモロ(消しカスのようなもの)がでるのは肌に馴染んでいないゲルが余って乾燥しているからです。
塗り過ぎていたり、擦り過ぎていたり、乾燥する前にメイクを始めるとモロモロがでやすくなりますので、つけてから時間が経たずにメイクしたいときはティッシュなどで軽くゲルをオフしてからメイクを始めると軽減できます。
また、化粧品自体と反応してしまうケースもありますので、ティッシュを使ってだめだった場合はゲルか化粧品自体を変更することも検討しましょう。
詳細は『モロモロなしオールインワンゲル5選とカスが出ない使い方を徹底解説』をご覧下さい。
メイクがヨレる、化粧崩れするのはなぜ?
メイクがヨレるのは馴染む前に化粧を始めているから、化粧崩れする原因は肌が乾燥して皮脂が大量に分泌されるからです。
乾燥すると肌を守るために皮脂がたくさん分泌されるようになります。化粧品に含まれる成分は油分で浮きやすくなるので、皮脂が多すぎるとメイクが崩れる原因になるんです。
そのため、化粧崩れを防ぐには保湿をしっかりと行うことが大切です。保湿力のある成分と言えばやはりセラミド。『保湿にいい成分って結局なに?』のところでお伝えしていますので、合わせてご覧になってみて下さい。
また、朝におすすめの馴染みが早いオールインワンゲルも紹介しています。
まとめ
不安や心配、疑問は解決できましたでしょうか?もし気になることがありましたら、お問い合わせフォームもありますので、ご連絡下さい。
また、『自分に合ったオールインワンゲルを選びたい方のためのページ』もご用意していますので、ぜひ自分の合ったゲルを選ぶのに役立ててみて下さい。