エイジングケアの注目株・フラーレン。年齢に負けないお肌のケアを考えてこの成分に行き着いた方も多いのではないでしょうか?
フラーレンは超有名美容家IKKOさんもおすすめされたことがありノーベル賞受賞成分とも言われます。
効果はありそうだけどどんなオールインワンゲルを選べばいいかわからない方のためにフラーレンの効果や副作用、選び方のコツなどお伝えします。
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フラーレンとは?ノーベル賞受賞成分の『闇』に迫る

フラーレンは炭素がサッカーボールの形に60個くっついた物質。もともとの色は黒いのが特徴です。発見は1985年で1996年には発見者がノーベル賞を受賞しています。
そのため「ノーベル賞を受賞した成分だなんてすごい!効果ありそう」というブランディングのために、販売会社がこぞって商品をアピールする際に使われます。
あくまでノーベル賞を受賞したのは『発見』によってですので、成分に効果があるのかは冷静にみる必要があります。そこで続いて効果をお伝えします。
フラーレンに期待される効果

強力な抗酸化力
フラーレンの特徴と言えば高い抗酸化力です。
フラーレン原料のパイオニア・ビタミンC60バイオリサーチ株式会社の紹介ではビタミンCの172倍という代表的な試験結果があります。
他にも様々な試験がなされていて、結果によってはビタミンCと比べて250倍以上のデータが出ているものもあります。
抗酸化力が続く
フラーレンは抗酸化力が高いだけではなく、持久力があるのが特徴です。活性酸素をどんどん吸着してしかも長時間無害にするのでビタミンC誘導体と比べても優秀です。
酸化物を使った試験では10時間以上酸化を防御できたという試験データがあります。
紫外線に対抗力がある
人を酸化させる活性酸素を生む代表的な物質である紫外線。フラーレンは紫外線に対しても抗酸化力を安定して発揮できるという試験結果があります。
また、臨床試験ではフラーレン原料が1%配合されてたジェルを使い6週間後に94%の被験者の肌が明るくなっただけでなく、ハリツヤが出たという結果があります。
臨床試験の詳細については『フラーレンの香粧品への応用』で安全性などともに言及されています。(出典:http://seisan.server-shared.com/)
- シミ
- シワ
- 保湿・バリア機能保持
- 毛穴
- 肌荒れ
- ニキビ
フラーレンは活性酸素に対する抗酸化力を発揮することで、そこから派生する様々な肌トラブルに対する対抗力を発揮すると考えられています。
フラーレンの安全性!副作用や毒性は大丈夫?

フラーレンは先ほど紹介した『フラーレンの香粧品への応用』でも記載されていますが、急性毒性、刺激性、アレルギー性、光毒性、遺伝毒性への安全性が確認されています。
また、利用実績が長く皮膚トラブルが起こっていないことからも安全性が高い物質であることがわかります。そのため、副作用の心配もほぼありません。
フラーレン配合オールインワンゲルの選び方

フラーレンはあくまで化粧品の成分の一部
フラーレン原料1%の配合でも臨床試験では効果が確認されていますが、原料100%に含まれるフラーレン配合量は0.03%ほどです。
仮に原料が化粧品に1%配合される場合その化粧品に含まれるフラーレンは100分の1の0.0003%。
フラーレンの推奨配合量は原料が1〜5%で最高でも0.0015%の配合です。化粧品全体で見るとごくわずかなので、他にもお肌にいい成分を多く含むものを選びしましょう。
フラーレンはビタミンC誘導体と相性抜群
ビタミンC誘導体は肌でビタミンCとして浸透するのですが幾分か活性酸素に触れて酸化されてしまいます。
その際に、フラーレンはビタミンCが酸化する要因である活性酸素を吸着してくれるので、ビタミンCが酸化しにくくなりお肌に届きやすくなるのです。
ビタミンC誘導体には様々な種類がありますが、中でも、APPSというビタミンC誘導体がフラーレンと特に相性がいいことがわかっています。
ビタミンC誘導体について詳しく知りたい方は『ビタミンC誘導体で選ぶおすすめオールインワンゲル5選と選び方』もご覧下さい。
フラーレンはセラミドとも相性がいい
その他にもセラミドもフラーレンと相性がいいことが知られています。
フラーレンで活性酸素対策、セラミドでお肌のバリア機能を取り戻すことができれば肌体力が上がり外部刺激にも強いお肌を目指せます。
フラーレンは抗酸化力だけでなく、他の成分の働きを助けてくれるお肌のサポート役をつとめてくれているということですね。
セラミドを詳しく知りたい方は『セラミドオールインワンゲルの選び方を1〜10まで徹底解説』をご覧下さい。
フラーレンで選ぶおすすめオールインワンゲル3選
総合力で選ぶならKYOBIJIN
KYOBIJIN | |
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年齢肌に重要な成分をおさえた構成でビタミンC誘導体をサポートするビタミンP誘導体を配合。 さらに、セラミドの最高峰・ヒト型セラミドを3種類も配合。テレビでも紹介された安全性の高いナールスゲンはハリに良いことが研究で明らかになっています。 | |
成分 | ![]() |
容量 | 50g |
定期 価格 | 初回/1,990円(税抜) 2回〜/3,990円(税抜) |
備考 | 四季折々の成分配合 |
ビタミンC誘導体との相乗効果ならAPPS+E
APPS+E | |
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フラーレン以外にも相性のいい成分を多数配合。相性のいい重要保湿成分のセラミドも2種類配合されています。ビタミンC誘導体との相乗効果重視ならAPPS+Eです。 | |
成分 | ![]() |
容量 | 100g |
価格 | 3,240円(税込) |
備考 | Wフラーレン配合 |
浸透力で選ぶならワンリッチゲル
Homeo Beau ワンリッチゲル | |
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このような成分を中心に浸透成分である『イオントNS』を採用。浸透力にこだわるのであればワンリッチゲルです。 | |
成分 | ![]() |
容量 | 50g |
定期 価格 | 初回/2,808円(税込) 2回〜/4,492円(税込) |
備考 | なし |
フラーレンのよくある疑問・質問

フラーレン化粧品はオイリー肌対策にいいの?
フラーレン化粧品は皮脂の酸化に作用するという試験結果があるために脂性肌の方とも相性がいい成分です。
またオイリー肌の方が悩みがちな毛穴にも引き締め効果があることが試験結果より示唆されています。
他のゲルも見比べたい方は『オールインワンゲルは脂性肌でもOK!肌質に合うゲルの選び方』も合わせてご覧下さい。
フラーレンはニキビやニキビ跡にはいいの?
フラーレンはニキビやニキビ跡にも良いという試験結果があります。
ニキビは酸化した皮脂と古い角質による角栓で毛穴が詰まり、アクネ菌が毛穴の中で皮脂を栄養にして増殖し、活性酸素も増えます。
大量の活性酸素は炎症を引き起こしますが、フラーレンは活性酸素を除去してくれるので良い試験結果がでているということがわかります。
ニキビ予防やニキビ跡におすすめのオールインワンゲルも紹介していますので気になる方はご覧下さい。
フラーレンとEGFとの違いは?

フラーレンはよくノーベル賞受賞成分としてEGFと並べられますが、EGFはおおまかにお伝えすると肌のターンオーバーを促進が期待され、美しい肌の状態を保つのに役立つ成分です。
フラーレンは抗酸化力のある成分なので、期待される働きが違います。EGFが気になる方は『EGF配合オールインワンゲルの選び方』で詳しく説明しています。
フラーレンはプラセンタよりスゴイってほんと?違いは?
プラセンタは保湿効果や美白の有効成分として配合される成分。他にも肌の新陳代謝を高めてくれる効果が期待されています。
フラーレンとプラセンタが比べられるのはコラーゲン生成に関する部分。試験によってはプラセンタの800倍コラーゲンの生成を促進する力があるとされています。
プラセンタも気になっている方は『プラセンタ配合オールインワンゲルの選び方と60代母のおすすめを紹介』も合わせてご覧下さい。
まとめ
高価な原料のフラーレンですがオールインワンゲルであれば比較的手頃な値段で手に入り、フラーレンと相乗効果のある成分がまとまっています。
オールインワンゲルを今まで70個以上使ってきましたが、フラーレンを配合しているオールインワンゲルは品質が高いものが多く、ハズレが少ないので気になっている方はぜひ一度体感してみて下さい。
より自分に合ったゲルがないか探したい方は『自分に合ったオールインワンゲルを選びたい方のためのページ』をご覧下さい。